膀胱癌の症状として、もっとも多く認められる症状が血尿です。膀胱癌の症状は、ある日突然血尿があることです。膀胱炎と違って、症状に痛みは伴いません。数日経過すると突然血尿が止まってしまう場合がありますが、心配ないということは決してありません。しかし、血尿があるからといって、必ずしも膀胱癌をはじめとする尿路系の癌があるとも限りません。
背中の痛みが、膀胱癌の初期症状で出ることはまれですが、膀胱癌が拡がり、尿管口を閉塞することにより、腎臓がつくり出した尿が膀胱まで流れず、尿管、腎盂が拡張してくることがあります。これを水腎症と呼び、背中の鈍痛を感じることがあります。
血尿や膀胱の痛みが膀胱癌の症状として起きますが、かなり進行するまでそれらの症状がでないこともあります。
膀胱癌の初期症状で、排尿時の激痛や下腹部の痛みがある場合があります。排尿時痛や下腹部の痛みといった症状は、膀胱炎と似ていますが、抗生物質を服用しても治癒しないのが特徴です。
膀胱癌は早期であれば、膀胱を残す治療ができます。膀胱内に抗癌剤を注入する方法や、内視鏡による膀胱癌の切除ですみます。膀胱癌が進行すると、摘出手術をすることになります。膀胱癌で膀胱の摘出後は、下腹部の皮膚に排尿口(ストーマ)をあけて、採尿袋を装着します。